ボッササードの原則
一組の男女が結婚する確率は、婚約同士の距離が遠くなればなるほど低下します。これを「ボッサ―の原則」といいます。
社会的交換理論では、カップルにとってデートすることが報酬、それを得るためにかかる交通費や交通にかかる時間、連絡を取る手間、
食事代コストとなります。
遠距離恋愛になればなるほど、報酬を得るために消耗するコストが高くなります。コストがたかくなりすぎれば当然、
デートの回数も少なくなり、
愛情の確認や感情が強められるチャンスも少なくなります。その結果として、結婚に至るカップルが減少するというわけです。
ところが、今や遠距離恋愛には救世主である携帯電話が普及しました。
携帯電話によるリアルタイムの会話は、デートの代償行為ともなりえます。このため、現代ではポッサードの原則も少なからず事情を違えているかもしれません